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ゾンネンブルーメ(ドイツパンのお店)
ゾンネンブルーメ(福岡市西区今宿)
パン作りの修行をドイツで5年、スイスで3年半経験し、日本でパンのある食卓を普及させることを夢に、海のある街“今津”から、家族の集うベットタウン“今宿”に移転オープンをされた、ゾンネンブルーメのパン職人Masaki氏に今回はインタビューです。
−太陽の花 ゾンネンブルーメ
お店の名前はドイツ語で、太陽の花という意味だそうです。まさに、ひまわりを意味するその名前は、生みの親会社である大陽製粉の大陽からいただいた名前。(大陽の点が一つ足りていない由来は、「なにか一つくらい不足していた方が未来に向かって頑張れる」という意味が込められているからだとか)
店先に並ぶ、ゾンネンブルーメと名付けれたドイツ食パンには、その名の通り、ひまわりの種があしらわれています。
ひまわりは、太陽に向けて顔をしなやかに動かし太陽の光を浴びる植物です。それが、ひまわりの「生きる術」なのかもしれません。
今回のインタビューで、Masaki氏が教えてくださった経営方法には、ひまわりの生きる術にも似た柔軟性を感じます。
− 地域に溶け込む柔軟性
固い性質のものは、ぶつかると壊れてしまいますが、柔軟性のあるものは、壊すことなく相手に合わせることができます。
企業にも、その原理を当てはめた時、その商圏を見極め、特性にフィットするよう柔軟に経営できた方が、成長はスムーズに実現できるのかもしれません。
お客様が求めるものに応え、必要とされる存在でありつづけながらも、自分のポリシー(存在意義)も提供し続けていく。
その商圏で受け入れてもらうために、コンセプトを100%かためずに地域性を敏感に感じながら経営の方向性を柔軟に切り替えていく。これが、Masaki氏の経営方針です。
まさに、今宿駅の周辺は家族が住まうベッドタウンです。
地域には子どもや高齢者も多いことから、柔らかいパンや菓子パンも取り入れ、移転前のお店ではやらなかったことにも、今ではチャレンジをされているそうです。
これは、今の利益だけを計算するのではなく、10年先を見据えた当然の行動なのだそう。
相手に合わせる柔軟性を強みに、パンのある食卓を普及させるという夢を追い続けていかれるのでしょう。
− 日本にパンのある食卓を
インタビューにお伺いしたのは夕方前だったのですが、時間が経つにつれ、店内にはお客様が徐々に増え始めます。仕事帰りやお買い物帰りのお客様が来店されるピークの時間を迎えつつありました。
Masaki氏のインタビューをつづけるうちに、ドイツパンへの欲求は最高潮に刺激され、我先にとドイツパンに手を伸ばし、あれもこれもと目移りをしてしまいましたが、本日のお土産には、思いの込められた「ゾンネンブルーメ」を購入することにしました。日本でパンのある食卓を普及させることが夢だと語ってくださったそのパンを、我が家の食卓に登場させることに決めました。
今回のインタビューで、しなやかさを武器に持つことの強さを知りました。
世間でよく使われるwin-winの関係をまさに実現できるのです。相手にも優しく、自分にも優しい。どちらの方が固いのかなんて、強硬に主張して、頑固さを追及するよりも、しなやかであることの方がより強いのです。経営も人間性を深めることも、相手に応じて変われる、しなやかで大きな器を身に着けたいと感じることができました。
地域になくてはならない存在に。
株式会社三好不動産 テナント事業部 リーシンググループ 平山 忠央
実は、この場所とゾンネンブルーメ様の結びつきは2年前から始まっていたのです。選んでいただけたこの場所は、実は2年前にも内覧されていたのです。
物件探しは、結婚に例えられることが多いです。出会うのに時間がかかることもあれば、すぐに出会えることもある。今回のように、一度出会っていた物件と、もう一度 時間を経てから結ばれることもあるのです。きっと、この物件もゾンネンブルーメ様を待っていたことでしょう。
Masaki氏の経営学から、私も色々と学ばせて頂きました。
この物件に決まった時からオープンまでの道程に関しても、「ゆっくり急いで」をモットーに進めてこられたそうです。スピードは大事。でも慌ててしまうと、独りよがりになりかねません。求められる形と提供したい形をうまく融合させていくゾンネンブルーメ様は、すでにこの地域になくてはならない存在であると感じています。今日も、思いのこもったパンがこの地域の食卓に登場していることを想像すると、心から嬉しさが込み上げてきます。
ゾンネンブルーメ
【住所】 | 福岡市西区今宿駅前1-2-17 |
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【TEL】 | 092-806-8733 |
【営業時間】 | 9:00〜18:00 |
【定休日】 | 不定休 |
【HP】 | http://sonnen.jp/shopping.html |
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