福岡のオフィス向け貸事務所（オフィス）やオフィスビル、飲食店や物販店舗向けテナント物件を多数紹介

－出会い

もう「ほれ込んだ」の一言でしたね。はじめてこの物件を外から見た時の衝撃はいまでも忘れません。一瞬で他の物件を見る気がうせてしまいました。しかし、残念なことに中を見られるのは約１ヵ月後のこと。とっても待ち遠しい１ヶ月だったことを覚えています。そして、ようやく中を拝見できる日。中にはいってはじめて体感したその空気感に夢中になってしまいました。運命すら感じ、この出会いを大切にしたいと直感的に感じました。

－自分を見つめなおした時

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  ご夫婦で店をきりもり

それから２ヵ月後、ようやく契約が済み、晴れて自分の城を手に入れることができました。そもそも私は、それまで別の店で長年板前として包丁をふるっていました。しかし突然、今年の春に職場を退職してしまったのです。仕事が嫌いではなかったのですが、かっこよくいうともう一度自分を見つめ直そうと思ったのかもしれません。
「もう飲食にかかわる仕事はやめようか」と悩みつつ車で全国を一周することを思い立ち、即実効しました。いろいろな地域で、いろいろな人と出会い触れ合いながら、とても多くのお店でたくさんの“食”とも出会いました。
そんな貴重な体験のもと「やっぱり食と関わる仕事が俺は好きなんだな」と改めて感じたのです。今思えば俗に言う“自分探しの旅”だったのでしょうね。

－ご主人様

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  和室を利用したテーブル

私は、この古民家の独特の雰囲気を維持したかったので、ほとんど内装をいじらず、棚をはじめ使えるものはそのまま使うことを目指しました。そのためこの家が持つ個性を生かした店作りができたと思います。
物件のご主人様にもお逢いすることができました。イメージを残しつつ飲食店として生まれ変わった姿に、立派にしてくれてありがとうとまるで我が子の成長を喜ぶ母親のまなざしでおっしゃって頂けたのはとっても嬉しかったです。
それからもご主人様にはよくしてくださり、関東に住んでいらっしゃるにも関わらず、たまにふらっといらっしゃるんですよ。そういえば、私もこの家にほれ込んだときご主人様へラブレターを送ったのを思い出しました。「この子を私にお預けください。きっと幸せにしてあげます」ってね。（笑）
ご主人様とよい関係が築けたのは私にとってほんとうに大きな宝です。

－将来は・・・

この店は一言でいうと”和食のめしや“です。あまりこだわらないのがこだわりで、素材を生かしたおいしいご飯を提供することをモットーにしています。お客様においしいものを心行くまで召し上がっていただき、笑顔で帰ってくださることが一番だと思っています。
オススメはというと、季節のお惣菜はさることながら、一番は“釜炊きの白めし”ですかね。
将来は、大きな野望は持ち合わせていませんが、ほのかな夢は“行列ができるおにぎり屋”をやってみたいですね。白米で勝負をすることが、和食の真髄だと思うからです。